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 @免疫とは??

 免疫とは・・・
 ひと言でいうと「私たちのからだをまもる、防衛システム」です。

 子どもの頃、はしかやおたふくといった病気に一度かかってしまえば、
 死ぬまで再びかかることはない、といった話を聞いたことがありませんか。

 これは、その病気にかかった人の血液の中に、はしかやおたふくのウイル
 スに抵抗する成分(抗体)ができたからなのです。

 このように、一度からだの中に侵入してきたウイルスや細菌などの異物=
 病原体=「抗原」に対し、特別な抵抗力=「抗体」を発達させてからだを守
 ろうとするしくみが、「免疫」という私たちのからだの防衛システムです。

 抗原と抗体は、カギとカギ穴のようにピタッと合うもの。
 また、新しい抗原が侵入しても、その抗原の特性にあった抗体をあっという
 間につくることもできます。

 そして一度抗体をつくると 、そのはたらきは記憶されるので、また同じ
 抗原が侵入してきたら、すぐにぴったりの抗体をつくりだせるような臨戦
 態勢を整えておくのです。
 
 そういえば、日本脳炎や水ぼうそうにかからないよう、子どもの頃に予防
 注射をしましたよね。

 あれは、人工的にこのような状態をつくっているのです。
 まさに、字の通り「疫=病からのがれる」ためにからだが示した精巧な
 はたらきなのです。


 A2段階方式で防衛

 私たちのからだにはもともと防衛システムが備わっています。

 この防衛システムは2段階あって、異物の侵入を感じたとたんに防衛網を
 はりめぐらせ、異物を無差別に抹消する 「初期防衛システム(非特異性
 防御機構)」 と、それをかいくぐってからだに侵入してきた強靭な異物に
 対し、一歩進んだ防衛システムとして、その侵入者が何者かをまず識別し
 て、それぞれの侵入者に応じた免疫のエキスパートによって抹消する 
 「高度防衛システム(特異性防御機構)」 とがあげられます。


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 【初期防衛システムの1番手】


 初期防衛システムにおいて、まず「1番手」としてあげられるのは「皮膚」
 「粘膜」です。これらは、異物が体内にやすやすと侵入できないよう、
 からだの表面に存在しているバリヤー軍ともいえます。

 外界にうようよ存在する病原体は、まずこれらの障壁によって行く手を阻
 まれ、やすやすとは体内に侵入できません。

 しかし、これらの障壁が何かで破綻したとき(たとえばひげを剃って皮膚に
 傷ができた、ご飯を食べるときにうっかり口の中をかんだなど)に、そこか
 らバイ菌が入り、膿んでしまったなどということがあります。

 さらに「皮膚」と「粘膜」は障壁としての役目だけでなく、他にも防衛システ
 ムとしての機能をいくつか備えています。

 外界と接する各部分(皮膚や膣など)では、細菌が増殖しにくいようpHが
 酸性に保たれ、一方、胃の中では食べ物の消毒や殺菌をおこなうため、
 強酸性になっています。

 また、粘膜から分泌される唾液や涙、そして尿には抗菌性物質や消化
 酵素が含まれ、細菌を破壊しています。

 さらに、粘膜の表面にあるこまかな毛=線毛が川辺の草が風にそよぐよう
 な動きで、いったん侵入しかけた細菌や異物をからだの外側へと追放する
 役目を担っています。

 くしゃみや咳、あるいはたんをだすのも、気道に入った異物を線毛がとりの
 ぞこうとしているからなのです。

 私たちがちょっと腐った食べ物を食べたときにあらわれる下痢も、危険な
 ものはできるだけ速やかに体外へ出してしまおうという腸管粘膜の防衛
 システムの一つです。

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 【初期防衛システムの2番手】

 これら初期防衛システムの1番手であるバリヤーをかいくぐって、からだの
 中に侵入してきた病原体に対しては、2番手の初期防衛システムが作動
 することとなります。

 この2番手にあげられるのは「好中球」あるいは「単球」といった「食細胞」
 とよばれる白血球と、やはり白血球の仲間「NK(ナチュラルキラー)細胞」と
 いうユニークな名前のリンパ球です。

 食細胞(好中球や単球)は、バリヤーを通過して入ってきた侵入者を、
 アメーバが食べ物をとりこむのと同じ要領で、自分自身の細胞内に取り
 込み、消化します。好中球は侵入者がどの部位から入ってこようとも、
 感染から数時間後には血管からすり抜け、侵入者が存在する現=組織
 に到着し、戦いを挑みます。

 ただし、好中球は比較的からだの小さな侵入者しか戦えず、ちょっと大き
 めの侵入者に対しては、単球にその役目を譲ります。

 先発隊の好中球より遅れて現場に到着する単球は、その場所で食作用
 能力の高いマクロファージに変身して、好中球が食べ切れなかった大き
 な相手をも飲み込んで処理していきます。

 さらにマクロファージは食作用によって飲み込んだ異物についての情報
 を、高度防衛システムのメンバーに伝えるという任務もおこなっています。

 一方、NK細胞は血液やリンパの中を巡回しているおまわりさんのような
 役目をもつ、ユニークなリンパ球。

 本来、リンパ球というのはある特定の異物を見極めて排除するという
 特異性防御機構にかかわる細胞なのですが、NK細胞は非特異性の
 反応しかもち合わせていません。

 つまり、指名手配されている犯人が完壁に変装していた場合、NK細胞は
 気づかない。
 しかしどこからみても人相が極端に悪い犯人(ウイルスやガン細胞)が
 うろうろしていた際に、通常のリンパ球より早く、犯人を見つけて破壊する
 ことができるのです。

 このように好中球や単球(マクロファージ)、そしてNK細胞は、からだの中
 で発生した異物(ガン細胞)や侵入者に対して、2番手の初期防衛システム
 として重要なはたらきをしています。

 「1番手」「2番手」のいずれも、からだの外から侵入した異物の行く手を阻
 み、その勢力をおさえたり、抹消したりして私たちのからだを防衛している
 重要な免疫システムの一つではありますが、高度防衛システムと違い
 「ターゲット」を特定しない無差別攻防であります。


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抗原
 抗体や感作リンパ
 球を産生させて体
 液性免疫や細胞性
 免疫を誘発する
 物質の総称。

 
抗体
 抗原の刺激の結
 果、免疫反応によ
 って生体内に産生
 されるたんぱく質で
 、抗原と特異的に
 結合する活性を
 もつもの。














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